日高の険谷へ<中の岳沢遡行~ルートルオマップ川下降>
- 投稿者
- 小山田 隆博
- 日程
- 2014年08月31日 (日)~2014年09月03日 (水)
- メンバー
- 小山田 他1名
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 8月31日
中の川林道終点(2時間40分)入渓(2時間)430m三股(20分)C1:中の岳沢出合
9月1日
C1(11時間半)~中ノ岳沢遡行~C2:820m二股
9月2日
C2(20分)850m二股(40分)1100m二股(1時間40分)中ノ岳頂上(3じ)~ルートルオマップ川下降~850m二股
- コース状況
- <中の川林道~入渓地点>
ここ数年は崩壊が激しく、現在2時間半ほど掛かります。今後更に林道の崩壊が進むとアプローチはさらに伸びると思います。また道路の寸断や陥没が数箇所あり、自転車の使用はほぼ無理で徒歩以外の手段はありません。入渓地点は320m付近です。
<入渓地点~中の岳沢出合>
ほとんどゴーロですが、400mS字峡の函滝、430m三股は高巻となります。いずれも明瞭な踏み跡がありますので問題ありません。明るく気持ちの良い川原歩きとなります。出合の456m二股は良いテン場です。
<中ノ岳沢>
所々平坦地はありますが、ツルツルに磨かれた岩盤状の険悪なゴルジュ、滝が連続します。850m二股までは大きな滝は少なく高い側壁を備えたゴルジュ主体の渓相です。一旦高巻くと沢床から50m~100mほど上がらねばなりませんし、途中からは引き返しは困難となります。850mからは20mほどの滝もいくつか出てきますが、直登可能ですが優しくはありません。
<ルートルオマップ川>
上部は滝が連続し、中流部から下は大滝に加えて岩盤状のゴルジュ、と多彩な渓相を持ちます。さらに565mから430m二股の間もゴルジュが断続して泳ぎや飛び込みが必要です。下降なら積極的に飛び込んだ方が早いと思います。中ノ岳沢ほどではありませんが、上級者向きの沢です。
- 難易度
感想コメント
四日間をかけて日高の険谷を歩いてきました。学生自体から日高の谷を歩いていますが、今回目指したのは日高でも屈指の難渓と言われる『中の岳沢』です。そして、下降に使う沢も大滝とゴルジュが連続するルートルオマップ川。僕にとってここ何年も温めていた計画でした。入山前の緊張感はこれまでにないものでしたが、結果的にはパートナーと天気、そして少なめの水量に恵まれて無事に充実した沢旅を終えることができました。
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